今日、東京へ行ってきました。シナリオセンター時代にお世話になった後藤先生のお別れ会が開催されたので。
招待状が届いたのは一月以上前です。退会してもう20年以上になるので、住所が変わっていなかったのが奇跡です。夏休みになって授業はないな、久々に出かけたら誰か知っている人に会えるかもしれない、とは考えていましたが、もろもろ事情もあり本当に行けるかどうかは今朝になってなってから決めました。夫が起床する前に家を出ました。と言ってもいつものことです。
会場の「東京會舘」は一階に厳かな車寄せがあって、表からは見つけにくかったです。場違いだと思われないかと心配しつつ会場に入ったのですが、さすがシナリオを生業とする業界です。見知らぬ人でも快くもてなしていただいて、歓談してまいりました。残念ながら昔馴染みと言う顔は一人もありませんでしたが。
で、そ知らぬふりで帰宅して、それでも全く言わないのもどうかと思い、夕飯の後夫に「今日東京へ行ってきた」と告げました。「シナリオセンターの集まりで」と続けると、あからさまに不機嫌になりました。夫の中では忌まわしい記憶のままでした。
しかし、私にとって今日の集まりはまるでカンダタがつかんだ蜘蛛の糸です。私が確かにシナリオセンターの修了者であることを証明してもらったのですから。
よく考えると、20年前からは住所が変わっています。豊田市になったのはシナリオを諦めた後です。旧住所から自動的に訂正されたのでしょうか。