2023年05月22日

私的土佐日記 5

夫の友人の皆さんはこの日曜日ですでにお帰りになりました。同宿の方もいて、朝ごはん(ビュッフェスタイル)でご挨拶したりもしましたが、夫は夕飯に出かけるまで部屋にこもっていたのですれ違いです。
月曜日は、すばらしいお天気になりました。夫がホテルで買った傘と「卓」で貸して頂いた傘は二本ともホテルに置いてきました。「貸傘」として使っていただければ本望です。
月曜日はお休みの観光施設もたくさんあります。私は夫が行きたそうで月曜日も営業している「牧野富太郎植物園」と「高知城」をこの日のために残してありました。カーナビを「牧野富太郎植物園」と入れると東京にある小石川植物園も一緒に表示されました。練馬区立の植物園も今、観光で賑わっているようです。夫が「竹林寺」で検索して、と言うので従うと「目的地を高速道路上に設定します」と甲高い声で答えます。いや、そうじゃない、と再検索したところ、トンネルの中へ連れて行かれました。いやいやここも違う、と次は「五台山」で検索。旅慣れぬ二人連れがようやくたどり着いたのは広大な植物園でした。入り口近くに熱帯植物の温室があり、そこを通っただけで夫はもう帰ろうとしたのでした。いやいや、せっかく来たのだからと夫を連れて、牧野博士の銅像の前で記念撮影をしました。
飲食スペースが月曜のため一か所しか開いてなくて、そこも11時になると大勢の人で込み合ってきたため、高知城まで移動して昼食をとることにしました。さすがになじみの高知城では迷うことなく駐車場にたどり着きました。後払い式の受付をくぐってお城に入るとちょうどお役所関係の皆さんがお昼休憩に出てきていました。広いお庭にベンチと日よけが設置されていたので、セブンイレブンでお弁当を買って二人で食べました。昨夜豪勢に飲み食いしたので節約モードです。
高知城内に新設された「高知 近代文学館」では「誕生50周年 ベルサイユのばら展」として、生原稿が展示されていました。6月18日までの特別展です。
https://www.kochi-bungaku.com/exhibition/8389/
私も中学生の時友人から借りて徹夜で読んだものです。
そうこうしているうちに「満タン返し」をしなければいけない時間になりました。カーナビに頼っていると自分のいる場所が地図上のどの辺かがわかりません。高知市内から空港までの途中に指定されたガソリンスタンドがなかなか見えてこないので少し焦りましたが、夫は「旅慣れたツマ」に安心しているようなので不安なことは口にせず「バジェットレンタカー」で返却を終え、空港まで送ってもらいました。
翌日は朝一番で仕事に行くため、たまった洗濯物をかごに放り込み、安穏とした旅は終わりました。
posted by nora_asuke at 15:37| Comment(0) | #旅行

2023年05月21日

私的土佐日記 4

ホテルには「展望露天風呂」があり、女性向けの大浴場は別館の屋上でした。道路を挟んだ向かい側にあり、傘をさして大浴場へ向かうと、先客が何人かありました。雨除けのシートがかかっていて外は見えません。備え付けのシャンプーが「ツバキ」でした。普段愛用しているレイラのシャンプー(試供品)も持ち込んでいましたが、高級ブランド感の漂うシャンプーとトリートメントを使ってみました。
部屋はシングルを二つとってありましたので、夫が戻った頃賑やかにしゃべる声がドア越しに聞こえていましたが、顔を合わせることなくパソコンで翌日の訪問先を検索していました。
宴会の翌日、日曜日は私一人での観光です。ホテルの部屋でコーヒーを淹れ、水筒で持って歩きました。途中コンビニで牛乳の小さなパックを買って、ミルクコーヒーにする算段です。カーナビを「牧野富太郎ふるさと館」にセットしてホテルの駐車場を出発しました。最寄りのコンビニで牛乳とくるみパン、チョコレートを買って9時半に「記念館」に着きました。銀行の駐車場が観光用に開放されていて無料です。記念館も無料です。広々とした植物園でボランティアガイドさんが親切に声をかけてくださいました。
水筒で持ってきたコーヒーの他に、ふるさと記念館でコーヒーとレモンケーキを食べました。一緒にペットボトルのお茶を2本買って990円。旅行クーポンの1枚目を使いました。おつりは出ません。
次に向かったのは越知町立横倉山自然の森博物館。細い山道をどこまでも上って行った奥に広い駐車場がありました。レンタカーのラジオがちょうど木村君のFM放送を流し始めたので、車を降りることなくコンビニで買ったパンでお昼ごはんにしました。その間に何台か観光バス(越知町のシャトルバスでした)がもっと上まで上っていくので、私ももっと上まで車で移動しました。本当に山の上に突如開けた大きな博物館がありました。こちらは入場料が必要ですがJAF割引がききます。ひっそりとした館内で、「竜とそばかすの姫」のパネル展示があり、来館者ノートに細田守監督のイラストを見つけたのでした。
ホテルまで直線で戻るのに1時間ほどかかりました。旅行クーポンはまだ5000円分あります。夫の部屋に内線電話をかけて、夕方5時、夫とカツオのたたきの美味しい店へと向かいました。「卓」というお店で地酒とカツオの食べ比べをして、店を出る時にまた土砂降りです。お店の好意で透明な傘を借り(返さなくていいです、と言われた)ホテルに戻りました。
posted by nora_asuke at 07:25| Comment(0) | #旅行

2023年05月20日

私的土佐日記 3

実は「高知ナンバーワンホテル」に到着する前に、宴会の会場である「高知城ホール」と「日本共産党高知県委員会」にカーナビをセットして下見を済ませてありました。二つとも至近の位置にあり、夫が学生の頃になじみの場所でした。カーナビにセットした「高知県委員会」は、新築した建物が完成する前に仮事務所として使っていた場所が登録されていたようで、夫の記憶と異なりました。ナビの女性の声が甲高い大きな音で「この先交通危険区域です」と何度も叫ぶので、夫がうんざりしていました。
夫と待ち合わせていた方は、私たちの車が何度も通り過ぎるのを事務所の前で見ていたそうです。約束の時間に傘をさして現れた私たちを笑いながら迎えてくれました。訪問の目的は、事務所の新築お祝いと見学でした。高知大学の後輩にもなる県委員長が自らドリップコーヒーを淹れて私たち3人を案内していただきました。その時「鈴木エイトさん 講演会」のポスターを見つけました。5月27日のその会は参加できませんがチケット代をカンパとして1枚購入いたしました。興味のある方はお出かけください。↓は高知新聞の記事。
https://www.kochinews.co.jp/article/detail/650412
4時になり、同窓会の受付で改めて皆さんにご挨拶いたしました。高知名物皿鉢料理や焼き立てステーキなどつまみながら夫の昔話を聞いていました。夫はこの日アトラクションに空手の演武を披露することになっていて、空手の衣装その他を事前に送り込んでありました。別室で着替えて登場した夫の姿を写真に収めましたが、私のスマホは動画をとると4K映像になるので静止画のみです。ご参加の皆さんはそれぞれ動画を撮影していらっしゃいました。
午後6時半、場所を移して二次会になるというので、私は一人ホテルの戻りました。
高知は今、朝ドラ「らんまん」で大賑わいです。虚実ないまぜに進むドラマに地元の方は戸惑っている様子でしたが、佐川町にお住いの方からぜひ「牧野富太郎生誕記念館を訪ねて欲しい」と言われ、翌日の訪問先をいろいろ検討しました。ホテルで6000円分の旅行クーポンももらったので、使える場所のチェックもぬからずにしました。
コロナ禍での旅行支援事業にワクチン接種証明を求められることはこれまで何度かありました。夫には初めての経験になりましたが、今回は運転免許証でOKでした。個人が特定できればワクチン接種がわかるそうです。マイナカードを持たなくても個人情報は読み取れるようです。
posted by nora_asuke at 04:57| Comment(0) | #旅行