2021年06月04日

ブレインストーミング

仕事の能率アップのために「ブレインストーミング(ブレスト)」というものが行われるそうです。各々の考えをポストイットに書き出してボードに貼りだす。これって、短冊に句を書いて出し合う「連句」でやっていることと同じではないでしょうか。
ブレストでは「結論は出さない」そうですが、企業でのミーティングであれば結果的に生産性に寄与するものが求められるでしょう。それに比べて、連句では「生産性」は度外視です。捌によって最後に作品としてまとめられますが、文学作品に「生産性」を求められても困ります。参加した人が楽しむことが一番の目的です。
また、「自由にものを言う」には「心理的安定性」が求められます。発言を否定されると、発言の意欲が削がれます。その点でも連句の「座」というのは優れていると思います。
「ディープラーニング」とか「クリティカルシンキング」とか横文字を使わなくても、日本には連句(俳諧の連歌)が存在しました。
「日本人は民主主義に不慣れだ」とよく言われますが、連句と民主主義の親和性は高いです。
posted by nora_asuke at 11:20| Comment(0) | #俳句、川柳

2021年05月30日

画面共有

来週日曜日、6月6日に開催する日本連句協会のリモート連句大会の事前ミーティングが今日行われました。すでに80人ほどの参加者が予定されているそうです。
これまで私が利用していた「SOBA meeting」でのリモート連句では少人数でもあったし無料版でしかやっていなかったので、今回初めて「画面共有」のやり方を教えてもらいました。日本連句協会ではすでに会員向けに「ZOOM」の部屋を貸し出すということをやっていて、今日参加された皆さんおぼつかないながらもやり方はすでにご承知でした。
今日、初めて自分のUSBに保存した文書を「画面共有」すると、他の文書のタイトルも共有されてしまうことがわかって少し焦りました。また、私が作成した文書は全て先頭に日付を付して時間軸で並べるようにしているのですが、他の方が付したタイトルを上書き保存して共有すると、それができません。来週本番を迎えるにあたり、リモート連句用に新しくUSBを一つ用意しなければいけないな、と思いました。
これまでもZOOMで参加するオンラインイベントはいくつも経験しましたが、それらは全て「発信者から受信者」に向けて行われる形でした。「連句」の特殊さから本番では「ブレークアウトルーム」に分かれます。メイン会場から「座」に分かれるわけです。そもそも「連句」という文芸が世界でも稀有な存在ですが、それを仮想空間で行う「リモート連句大会」はギネス級の価値があるだろうと、アフターミーティングで話し合ったことです。
posted by nora_asuke at 17:37| Comment(0) | #俳句、川柳

2021年05月21日

連句とジャズのグルーヴ感

猫蓑会という連句の結社に所属していた頃、「連句とジャズのグルーブ感」という文章を会報に載せていただきました。2008年4月号で、本名で載っています。
http://www.neko-mino.org/nekotsu_past/nekotu071.pdf
この時「グルーブ」という言葉と「グループ」という言葉を混同する読者がいるだろうと思って、その違いから書き起こしたのに、本文内で「グルーブ」とすべきところが「グループ」と誤植されています。英語の綴りは「groove」です。
猫蓑会のホームページの連句入門の中で式目を説明する記事に「連句の座は、ジャズの即興演奏のセッションに似ています」と書かれていて、おいおい、それを最初に書いたのは私だろうと↑の記事を探していたのですが、それよりはるか以前に、師匠矢崎藍先生が実際にアメリカで連句を巻く旅をしていて、その中に「連句とジャズは似ている」とありました。
http://renku-world.com/international/america-asahi.html
まあ、誰が言い始めたかというのは些末なことですが、こうした資料を居ながらにして手に入れることができるのも、全て文書が電子化されているおかげです。
猫蓑通信は全てPDF化がされているので、紙でとってあったものは処分可能になりました。
posted by nora_asuke at 12:42| Comment(0) | #俳句、川柳