2025年11月10日

歌人の旅人

「大伴旅人」という歌人がいます。「大伴家持」のお父さんです。息子が「家を持っている」お父さんは「旅の人」というのは良くできたジョークです。
私が高校3年生の時の古文の教科書に旅人の歌が掲載されていました。
「賢らと物言ふよりは酒飲みて酔泣するしまさりたるらし」
古文の先生が「酒を褒める歌」として13首がある、と言われたので、私は学校の図書室で「万葉集」を探してみました。すると↑の句の「賢らと」が「かしこらと」ルビを振ってあるのでした。(教科書では「さかしらと」と記されていました)。
このことを直接先生に尋ねたところ「そもそも万葉仮名というのは漢字なので読み方は一定ではない」と説明されました。
「酒を褒める歌」はどれも厭世的な歌です。世間の知識人(賢ら)と話がかみ合わなかったという嘆きは共感できなくもないです。
posted by nora_asuke at 10:10| Comment(0) | #俳句、川柳
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