昨日触れた、「広島平和学習ツアー」について書きます。
私がAFSの活動を始めたのは、コロナ禍に入って、いろいろなことがリモートでできるようになったからですので、最近のことです。しかし、AFSとして平和のための活動は長年行われてきました。
AFSは世界的に活動しているので、統一したかなり細かいルールも当然あるのですが、「支部」での創意工夫にゆだねられた活動もあり、先日私が一緒に行ったのは「東海支部」に所属する留学生です。ちなみに、昨年私がトルコへ行ったときに受け入れてくれたのは「AFSトルコ アンカラ支部」です。
留学生たちは母国も様々通っている高校も様々です。日本語の習得具合も様々ですが、「AFS生である」という自覚を持って日本に来ています。実際に広島へ赴く前に、事前学習をして、各自「折り鶴を5羽作ってくる」という課題を課されていました。
日曜の朝新幹線口7時半の集合には、それぞれ自力で集まりました。公共交通機関を利用して移動するというのも、日本に滞在している間に獲得する技です。ホストファミリーのお一人が、「自分たちで広島へ連れていくつもりで、折り鶴を用意してあった」と1つながりの千羽鶴を持ってきてくださいました。色目もそろって、上下をビーズ玉で留めた千羽鶴でした。
新幹線のぞみの指定席は予め席がわかっているので、6人ずつ向かい合わせにして楽しく道中を過ごしました。初日は「宮島」へ行く予定でしたので、広島駅では乗り換え窓口で「乗車券」を受け取って在来線に乗り換えます。一人の留学生がうっかり「乗車券」をとるのを忘れてしまいましたが、宮島口の駅員さんに口頭で事情を告げると、あっさり通してくださいました。総勢14人の団体でしたから、まああり得る事態だと思っていただけたのでしょう。ヒトのいる駅のありがたさです。
宮島へはフェリーで渡ります。みんなスーツケースを持ったままなので、コインロッカーを利用します。「500円」というロッカーにも「100円玉5個」が必要です。
宮島には鹿がたくさんいて「Oh, my deer!」などというジョークが飛ぶのも外国人ならではです。
神社でのお参りの仕方はみんなつつがなくこなしていましたが、宮島にはご神体がたくさんあって、実は一番本尊まで行くとみんなお賽銭をあげるのをよしていました。
お昼ご飯から帰りのフェリーまでは自由行動です。同じ支部に所属する留学生ですが、普段かよっている高校は別々なので、とにかく楽しそうです。
予定通りに帰りのフェリーに乗り、JRと市電を乗り継いで宿泊先のホテルに着いたのが午後5時でした。(続く)
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