2024年12月30日

おせち、餅つき、大掃除

せわしい気分は実家の母が気がかりなことが原因で、実は取り立ててすることがありません。おせちも餅つきも大掃除もしません。
忙しかったころの年末を「備忘録」として書き出しておきます。
おせちとしておばあさん(姑)が作っていたのは「煮酢和え」「筑前煮」「昆布巻き」「きんぴら」でした。おばあさんが「すあえ」と呼ぶ「煮酢和え」が私の知っている「なます」と違っているのがそもそものカルチャーショックでした。「昆布巻き」「筑前煮」はまあ理解できましたが「きんぴら」は普段のおかずだと思っていましたので、こんなものまでおせちにカウントするなら「重箱」に詰めれば見栄えがいいだろう、と、「オレンジページ」を参考に私が重箱に詰めるおせちを始めました。紅白のかまぼこや梅型の寒天、だし巻き卵などは彩を考えて私がプラスしたものです。
大変だったのは「餅つき」です。ブログをさかのぼると、年末に私が家出を図ったりしてことも書いてあるのですが、とにかくおばあさんの意気込みが尋常ではないです。
行を改めて書きますが、「餅」をつくための「もち米」は、1年分の新米を買うときに一緒に頼みます。「うるちが10俵、もち米2俵」みたいに。新年じゃなくても、法事や新築などの行事には「餅」をつくことが定例でした。「餅」にするだけじゃなく「赤飯」や「おこわ」などを炊くときも「もち米」です。「うるち米」が古くなって触感がパサついた時には「もち米」を足すとおいしくなるそうです。
でもって、年末の餅つきに向けて入用なコメを水に浸しておきます。臼に入れる分を計ってバケツに用意します。そのバケツが7〜8個も並ぶわけです。餅をのすための平らな板やめん棒、丸めた餅を並べる専用の入れ物、あんこやきな粉の準備もあります。餅つき前は戦争前夜のようでした。
それに比べると大掃除はたいしてやりませんでした。毎年10月に「お仏事」をやるので、そちらがメインだったせいもあります。
それよりも、ついたお餅を持って親戚をまわる方が忙しかったです。「お歳暮」として1品、酒を2升、お菓子を1箱、それから野菜をどっさり積んでおじいさんの兄弟の家をまわるのでした。
そういう「経済」の回し方をしていました。
posted by nora_asuke at 13:06| Comment(0) | #家族
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