「太田川駅」からは無事に帰ることができましたが、歓迎イベントは名古屋市内ではなくさらに北方面で行われるのでした。車でなければ帰れないという事情は足助に住んでいるのとさほど違いません。翌日からはマイカーで出かけることにしました。
日本に来る外国人観光客に大人気なのが「百均ショップ」だそうです。どこの百均がいいだろうかと歓迎チームで思案して、学校訪問の日の午後に「稲沢アピタ」へ行くことにしました。
「稲沢アピタ」は「イオン岡崎」に負けないくらい大きなショッピングセンターでした。駐車場もたくさんあって、私は立体駐車場に停めました。普段から平面駐車場より立体駐車場を好んで停めます。雨の日はもちろん、昨今の灼熱のような日差しをよけるにも大変便利です。立体駐車場から店内に直接行ける店もたくさんあります。「稲沢アピタ」もそうでした。
百均前で他のメンバーに合流すると、トルコチームは買い物に夢中でした。多くは化粧品、お土産にするお菓子などもかご二つ三つくらいずつ買い込んでいました。中の一人が「ここでマッチャは売ってないのか」と尋ねるので、「抹茶というのは日本のスーパーでも簡単には手に入らない。日本茶売り場があれば手に入るかもしれない。ついては私が探して来よう」と答えて、私は抹茶売り場を探しに行きました。
駐車場から店内に入る通り道から察して、どこかに日本茶のテナントがありそうだとは思いましたが、果たして小さな日本茶のお店が見つかりました。店員さんに「トルコからのお客が抹茶を買いたいと言ってるのだが、団体が来ても大丈夫ですか？」とあらかじめ断ってから、最初にマッチャが欲しいと言った彼女を連れて行きました。店員さんは、やはり外国人客が増えているらしく、日本語でわかりやすく説明してくれました。挽いた抹茶を２０or４０グラムずつの量り売りです。私のシスターはこういう売り方にも慣れているらしく迷わず単価の安い抹茶を４０グラム買いました。結局６人全員が日本茶の店に移動してきて最後のメンバーが買うときには、一番安いお茶は売りきれ状態でした。
紹介した私は非常に満足です。「マッチャ チャイ」という言葉の響きにインスパイアされた私は思わず英語俳句を案じていました。（続く）
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