2024年04月12日

国語の先生 5 ディクテーション

英語の教授法を援用して、「これはうまくいった」と思ったのがディクテーションです。
時期的には後半になるので、生徒たちもだいぶん私のやり方に慣れた頃です。定期テストの前に漢字スキルが試験範囲を終えてしまったので授業始まりにやる短いタスクとして取り入れました。
生徒たちに渡したのは白いA4サイズの紙です。縦にしても横にしても、また、文字も縦書きでも横書きでも可としました。教材は古文ですが、仮名遣いは現代仮名でも旧仮名でも、また、平仮名、カタカナ、漢字でもOKです。
「のたまひし」を「のたま石」と書いた生徒がたくさんいた、という記事が昨年11月にUPしてありますが、これ以外にもたくさんの発見がありました。
まず「平仮名OK」でしたので、漢字テストはいつも白紙という生徒も果敢に取り組んでくれました。おおむね、漢字が書けない生徒は作文も書いてくれませんが、「ディクテーション」の結果は「日本語能力が十分にある」ということがわかりました。「○×テスト」なんかよりはるかに数値化に向いていると思います。
また、「〜ける」という「係り結び」の法則による語尾変化を教えていなかったので「〜けり」という終助詞を書いた生徒がたくさんありました。あまりに多かったので「私が間違って、けり、と発音したのだろうか」と悩んだほどです。しかし、何人かの生徒は「ける」と書いていたので、日本語の文法的に「けり」が相当であると脳内変換したものだと思われます。
これは指導のし甲斐があると思ったので、中1の文法事項ではありませんでしたが「なむ〜ける」という特別ルールが存在するのだ、と返却時に説明しました。
これには後日談があって「係り結び」は必修事項ではなかったのですが定期テストに出題されました。私が教えたクラスでは正答率が高かったのは言うまでもありません。(続く)
posted by nora_asuke at 09:55| Comment(0) | #教育
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