高校時代の恩師、宇野耕児先生がお亡くなりになったそうです。昨日同級生のグループLINEで知りました。
2019年にクラスだけで開催した同窓会のことは、このブログの引っ越しと時期が重なっていて記述がありません。先生の御著書「全ての人が人間らしく生きていける共生社会を」は、「還暦同窓会」の記事で同窓生の皆さんが購入されて、グループLINEでもその話にコメントされている方がありました。
https://books.rakuten.co.jp/rb/15905710/
宇野先生から賜ったミッションは未完成なままになりました。しかしながら、昨今の中学生・高校生たちが「ブラック校則」や「SDGs」等に積極的に取り組んでいる様子を眺めると、今更昔のことを掘り返さずとも未来は明るいように思えます。
宇野先生には、新聞部の顧問として入学当初から卒業後までお世話になりました。中でも、教育学に進路を決めたものの「愛教大」という教員養成大学に自分は馴染めないだろうとためらっていた私に「今どき、どこの大学へ行ってもそう変わらんよ」と、大変有益なアドバイスをいただきました。
進学した愛教大で出会った折出健二先生と宇野先生は、時系列から言ってその頃からお知り合いではなかったはずですが、結果的に私の進路を大きく開いてくれたわけです。
ご冥福をお祈り申し上げます。
2022年02月04日
追悼 宇野耕児先生
posted by nora_asuke at 11:43| Comment(3)
| #高校時代
宇野先生が亡くなられたこと、こちらの記事で知ることができました。高校の折に担任をしていただき、郡部出身の自分の中にの閉塞感を溶かす視点をいただきました。自分の中で圧倒された先生でした。この先も大切にしていきたいと思います。掲載していただきありがとうございました。
>
この記事を目にとめていただき、ありがとうございます。この4月より私も非常勤ながら教員として仕事を始めます。40年前、教育大を卒業後に仕事先が決まらず、宇野先生の前で大泣きしたことがあります。40年間気持ちを変えずにやってこられたのも先生のおかげです。
教員のお仕事をされるとのこと、すばらしいことだと思いました。よい教員生活となりますように願っております。
宇野先生とのエピソードをもう一つ書かせてください。
2年に進級する際に、尊敬していた宇野先生が受け持ちから外れてしまい社会科の担当が変わって授業を受けられなくなってしまったことがありました。「困ります、どう学んだらいいのでしょうか」とお話ししたところ、「僕の授業は、中央公論の『世界の歴史』を参考にしているから全巻読むといい」と助言を受けた思い出があります。当時は長いので1と2巻で挫折してしまったのですが、大人になって読み返しております。いまの世界情勢を理解する上でも、助けになっています。
PS:我が家にも、ここ数年高校の教員をはじめた家族がおり日々興味深く学校の出来事など聞いたりしております。