私が英語を教えた生徒が海外留学することになって、春休み期間中また来てくれることになりました。大変光栄なことです。
その生徒の話によると「AFS」という団体のプログラムによる留学だそうです。民間の企業でも留学を扱うエージェントはたくさんありますが、この「AFS」の10期生(日本)があの鳥飼久美子さんだとあり、2014年に行われた「AFS100周年&AFS日本60周年記念式典」での鳥飼さんのスピーチをダウンロードして読みました。
昨年春に行われるはずだった大学入試の英語に民間企業のテストを導入するかどうかで、反対派の論陣を張っていたお一人が鳥飼さんでした。私も基本的には反対の立場でしたが、反対派の皆さんがおおむね小学生英語にも反対であるように感じていたので、心から同調していたわけではありません。ただ、鳥飼さん自身が1960年代というかなり早い時期に渡米することができたのはなぜだろうと不思議に思っていたのが、このスピーチを読んで氷解しました。
「AFS」は第一次世界大戦を機に設立されたアメリカのボランティア団体だそうです。「American Field Service」が正式名称です。日本がにわかにグローバル人材を云々いうはるか以前から活動をしていたそうで、世界中にリターナーがいるそうです。鳥飼さんの見識が深いのも道理です。
私自身はAFSなんていう団体を全く知らずに60年生きてきましたが、100年を超えてグローバルに活躍している組織があり、ご縁があってその存在を知ることができ、「It's a small world.」を実感したことです。
2021年02月27日
ケタの違う話
posted by nora_asuke at 17:00| Comment(0)
| #語学
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