2020年10月02日

KUSARIをたぐる

KUSARI連句が終了して1カ月です。その前に夏休みがあったので、私が最終の付けをしたのは7月31日でした。
初めてKUSARIに1句付けたのは、桜花学園大学のコンピュータ室でした。学生さんにコピペのやり方を教えてもらってどうにか付けることができたのが、2000年の9月でした。このブログの2009年12月3日にこの時のことを記事にしてあります。
チャット地獄から精神科入院ということになりましたので、私がパソコンを購入することに夫は強く抵抗感があったと思います。しかし、同時にECCジュニアの仕事も手放していた私が本当に絶望していたのを見て、というか、子どもたちがちょうど中学生になる頃で、時代の趨勢でもあったので、ブラウン管型のパソコンを導入いたしました。
そうしてようやく2句目を付けたのが2001年の2月であることを今確かめました。それからはほぼ毎日投句を続け、がん手術のため入院した日にも1句付けてます。その後意識不明に陥ったものの7月からはまた投句を再開していました。
この頃、バカに本を読む時間があるな、それにしては満たされた気持ちにならないな、と感じていたのは、KUSARI連句というアウトプットの場所がなくなったからでした。時事ネタも「1度、句にする」という過程を経て、ナマの感情を昇華することができていたような気がします。
SNS発信が盛んになり、練ることなく文章をやり取りすることが増え、大きなダメージを受ける方が増えているようです。ネット社会が成熟するのに必要なのは、規制ではなく、発信する側のリテラシーの涵養であると考えています。
posted by nora_asuke at 17:01| Comment(0) | #俳句、川柳
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