しかし、エクセルの方は使う場面がなく、遥か記憶の片隅に追いやられていました。それが今回、おじいさんの葬儀にあたり、夫がエクセルで管理する、という方針を打ち出したて、はじめ自分で入力していたのですが、赤旗の配達はあるし、何しろ弔問客が300近かったので、後半を私に任せて出かけてしまいました。昨日のことです。
交替したのが午後2時半。その間洗濯物を乾燥機に入れたりとか、些末な家事をしながら午後6時、無事入力が終わりました。まだ「淋し見舞い」というこのあたりの風習の分が残ってますが、原則淋し見舞いを下さった方は香典も頂いてるので、もうそんなに難しくはないはずです。
エクセルの入力は、それ自体は難しいものではなかったですが、人名に普段使わない漢字を用いる方が何人かいらっしゃって、そこが1番難しかったです。私も一応国語科の免状を持つ身ですから、漢和辞典まで持ち出して調べて、別の読み方で見つけた方が二人、どうしても見つけられなかった方も二人いました。仕方なくカタカナで処理しましたが、丁度そこへほろ酔い加減のWさんがふらりと現れ、「お祭のお下がりを持ってきた」と私が香典袋をぶっちらかしているところに上がりこんできました。ええ、昨日は村のお祭だったんです。ただ、我が家は「忌み」がかかってるのでお宮に入れないと、そういうしきたりになってるんです。
しかし、気のいいWさんは、私が無愛想なことも、お茶の一杯も出さないこともお構いなく、PCを覗き込んで「そう、その字は出ないよ」と、大変頼もしいことを言ってくださって、私の入力作業は終わったのです。
我が家の忌明けは35日で行いますので、準備が忙しいです。今日は、これも夫が作製した「法事お招きハガキ」を郵送しました。農協のOさんは下足箱を早くも持ってきてくださって、徐々に準備は整ってます。が、おじいさんが存命中は「いつ葬式を出してもかまわない」状態を常に意識していたのに比べると「お掃除ガッツ」(娘の造語)が沸きません。おじいさんがいないことで、かなりリラックスしちゃってるのは、やっぱいけないことなんでしょうね。
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