さあ、ホェールウォッチングについて書きましょう。
ツアーの手続きが大学内で出来たことは昨日書きました。この手続きの時に「ベジタリアンか否か」という質問を受けたので、ツアーが食事込みの費用であることは了解していました。レセプションで、領収書と案内の紙を受け取って、日曜の朝大学の正門(寮の出入り口)でバスを待っていました。土曜には満席になるほどなのだから、てっきり日曜にもお連れがあると思っていたのですが、意外にもバスを待っていたのは私一人でした。
定刻に、一目でそれとわかるブルーにクジラの絵を描いたバスがやって来ました。Shafston大学以外にも提携しているところがあったと見えて、もう数人乗客がいます。私が乗った後も2か所ほどホテルを回って客を乗せ、一路ゴールドコーストへ向かいました。まっすぐな道をかなりのスピードで走っていましたから、おそらく高速道路だったのでしょう。
目的地へ着いて、さあ解散、と言う時に、私は運転手さんに帰りの時間と場所を紙に書いてくれるように頼みました。運転手さんは「Any buses OK.」と言ってくれたので、どうやら同じツアーの会社から複数のバスが出ているらしい、ということが分かりました。ところが「Any buses」ではあっても「Anywhere」ではなかったんですね。私はここで完璧に地獄への道を選択してしまいました。それはまだ後半の話です。
バスを降りてすぐのところに、日本で見る遊覧船などよりはかなり大きめのボートが係留されていました。私は昔、北海道まで行き来するのに青函連絡船に乗ったことがありますが、あれほどではないにせよ、太平洋へ漕ぎだしていくわけですから、それなりの装備がしてあったはずです。
私は、これだけ大きな船なら日本人の観光客もそこそこあるだろう、と、私は観光じゃなくて英語の勉強に来ているのだと、自慢してやろうなどと思ってたのですが、日本人は私一人でした。
クルーズは快適でした。クジラの見えるスポットまで来ると、お客はデッキに出て写真を取り始めました。私の持って行ったカメラは写るんですでしたが、腕を伸ばしてシャッターを押し3枚ほどクジラのショットを撮りました。しばらくはそこに停泊して、食事のサービスが始まりました。その他にもドリンクや果物のサービスもあり、スタッフは丁寧で親切でした。
しかし、海は外海です。荒れていたわけではないんですが、ものすごく揺れました。船に乗る際、酔い止めのタブレットの販売もあったくらいで、案の定向かいの席に座ったおじいさんがひどい船酔いで嘔吐を始めてしまいました。が、それもスタッフには予測のうちで、スマートな対応で見苦しい状態はなかったんですが、私はなるべくそちらを見ないようにしていました。
ウォッチングポイントには1時間くらいいたでしょうか。アナウンスで「〜o'clock」「〜o'clock」とさかんに言うんですね。到着時刻のことかと思って聞いていたんですが、ほどなくわかりました。「10時の方角にクジラがいる」とクジラの見える方角を言ってたんです。
後日談になりますが、Whale Watching に行っても必ずしもクジラが見られるわけではないそうです。さて、私はLucky Womanだったのか。続きは後編で。
2009年09月29日
Whale Watching (前篇) (in Australia)
posted by nora_asuke at 17:53| Comment(0)
| #語学
この記事へのコメント
コメントを書く