2009年12月30日

機嫌の悪いおばあさん

昨日は恒例、我が家の餅つきの日でした。おじいさんが亡くなって2度目の餅つきです。
例年餅つきは、夫が杵を握り、おばあさんが手返し、おじいさんはせいろの火の番、私は出来上がったもちのうちお飾りを丸める以外出番はありませんでした。日がな火の番をしているおじいさんは何ともお気楽な存在だと思っていました。
それが昨年は、火の番をするおじいさんがいないので、私が火の番をしました。くどと呼ばれる簡易式かまどのようなものに大釜をかけて湯を沸かし、せいろの餅米を蒸すのです。特に難しい仕事ではありません。私は昔から庭でごみ焼きをしておりましたので、適度に空気の抜ける道を作ってやることも心得ています。なので、火の番をすること自体は別にいやでもなんでもないです。
ただこういうイベントの時、おばあさんはみなが当然に働いてくれるもの、あるいは全部自分がやらなければいけないことだと思いこんで、適切な指示を出してくれません。昨日は自分でくどに火をおこしておいて、私はまだ物干しをしていたのでそれが終わったらくどの前へ行くつもりでしたが、なんだかおばあさんのつけた火が消えていたらしくて、聞こえるような独り言で「湯を沸かすことくらいわかってるだらあに、何もせんで」と言われてしまいました。普段、面と向かって叱られたことがないので、こういうのはこたえます。火をおこすならおこすで一声かけてくれれば私も干しものをする合間に火加減を覗くことくらいできるんですが、自分で火をつけておいて、私が不注意だったといわれる筋合いはないです。
しかしまあ、もう20数年同居ですからおばあさんの性格もわかっているしこのことだけでめげたわけじゃないんですが、昨日は追い打ちをかけられました。
娘がバイトから帰るのが遅かったので、夕飯の後片付けが少し遅くなりました。しかし夫もおばあさんがくたびれているから今日はみんな早くお風呂へ行って、おばあさんを早く休ませようという提案をしました(おばあさんは自分はしまい湯に入ると決めているので)。なので私も食洗機をまわして、ざっと片づけをして先にお風呂へ行ったのです。ちょうど食洗機が洗い終わる頃お風呂から出て、まあ、お肌のお手入れとかしてさあ、お米をとごうと思ったらおばあさんが黒豆を水に浸すためお勝手へ来て私がまだコメをといでないのを見て、「何をやっとらあずら、まんだコメもかしてないんだかん」と。
昨夜、寝る直前のことだったので、私は今夜は眠れないかもしれない、と思いましたが、まあ、普通に眠りましたので、私もかなりヨメとして鍛えられたようです。
posted by nora_asuke at 06:37| Comment(0) | #家族
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