ふぎん、と読みます。
今朝、夫の姉から電話があり、お姑さんが亡くなったそうです。通夜が明後日、月曜日が葬儀ということですが、我が家のおばあさんはすでにそういう大勢人の集まるところにはいかないことにしているので、「諷経に行かあか」と尋ねると、義姉は「来なくていい」と言ったそうです。
諷経と言うのは、声をそろえてお経を読むこと(googl辞書)らしいですが、当地では通夜より前に何らかの都合で通夜や葬儀に行けない近しい間柄の人が遺体の顔を拝むことを言います。今朝のおばあさんのような場合ですね。
映画「おくりびと」が注目を浴びて以来、葬儀についても全国的なスタンダードが存在するようになり、諷経のようなローカルルールはこの先すたれていくのでしょう。いや、今や「家族葬」というオリジナルな葬儀が提案されているので、もしかしたら逆に復活するかもしれません。
先日さくらももこさんがお亡くなりになりましたが、葬儀は身内だけで済ませられたそうです。本名すら公表されていません。同世代としてかなりやっかみの感情で見ていたちびまる子ちゃんでしたが、少なくとも彼女より長生きしている自分にはまだ「この先」という時間があることに感謝しています。
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