先日「お彼岸」を名目に、実家でお経を読む会を持ちました。いつからか実家では、お寺さんに来てもらう代わりにみんなで「正信偈」を声を合わせて読みます。「真宗」の檀家は多分どこでも「正信偈」の教本があるんじゃないでしょうか。足助の我が家には昔からあって、実家では父が亡くなった時に葬儀をお願いしたお寺さんからいただきました。
残念ながら、母も一緒にお参りすることはかなわなかったのですが、みんなで施設に面会に行くことで「米寿」の記念といたしました。母は、車椅子ではなく「歩行器」を使って歩くことができるようになっていました。
さて、この母が昔「月の友」という通販のような組織で購入したマットレスがほとんど手つかずの状態で実家に置かれてありました。シングル2枚というのは、父と母とそれぞれに誂えたものですが、その後まもなく父が身罷ったくらいの時期です。母はその後ベッドで寝起きしていましたのでいずれにしても使用していないはずです。
昨年、トルコのお客様に差し上げた「帯揚げ」等を物色した際にこのマットレスを見つけました。私が使っているマットレスがそうとうヘタレているので、いつかもらって来ようと思っていたのですが、母と弟に切り出す機会がなくて手を出せずにいました。それをついにいただいてきました。母も喜ぶし、押し入れに大きな隙間ができたので弟も喜んでくれたはずです。
「月の友」のマットレスは、かなり固めで寝心地は上々です。生前腰痛に悩まされていた父のために買い求めたものでしょうが、なんだかタイミングを外すのが得意な母の厚意は実を結ばなかったようです。
今年単身北海道へ赴いて、この先一人で北海道へ移住する夢など思い描いていました。精神科医の香山リカ先生は(同い年です)、3年前からむかわ町で臨床医としてお勤めです。私も「情報科」免許をGETしたら、あるいはそんな生き方ができるかもしれません。
posted by nora_asuke at 19:21|
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