ヘルマンヘッセの小説は割とよく読みました。萩尾望都先生が好きだったので。ただ、本日のタイトルに挙げた「少年の日の思い出」は記憶にありません。それでも一読して「ああ、ヘッセだな」と思ったのは、それと知らずに読んでいたのかもしれません。
昨年「国語の先生」としてまとめた記事の中の「12 音読」で取り上げたのがこの作品でした。Wikipediaによると、1947年以来日本の国語の教科書に掲載され続けているとか。このブログをお読みの皆さんにもお馴染みでしょうか。
ヘッセの没年が1962年なので、作品の多くは第二次世界大戦以前のはずです。
国語の教科書には「君たちはどう生きるか」の抜粋もあって、ちょうどジブリ作品の「君たちはどう生きるか」が日本アカデミーの受賞をしたタイミングで、音声CDを聞いてもらったりもしました。「坊っちゃん」の音声CDも授業で使いました。どれもかなりな長編ですが、中学1年生という発達段階に合っていたのでしょう。熱心に聞いてくれました。
児童文学というよりはジュニア小説というか、あまり適切な分類ではないですが、学校でしか出会えない文学作品だったなと思っているところです。
というわけだか何だか、今日もアンケートのURLを貼ります。