2021年06月04日

ブレインストーミング

仕事の能率アップのために「ブレインストーミング(ブレスト)」というものが行われるそうです。各々の考えをポストイットに書き出してボードに貼りだす。これって、短冊に句を書いて出し合う「連句」でやっていることと同じではないでしょうか。
ブレストでは「結論は出さない」そうですが、企業でのミーティングであれば結果的に生産性に寄与するものが求められるでしょう。それに比べて、連句では「生産性」は度外視です。捌によって最後に作品としてまとめられますが、文学作品に「生産性」を求められても困ります。参加した人が楽しむことが一番の目的です。
また、「自由にものを言う」には「心理的安定性」が求められます。発言を否定されると、発言の意欲が削がれます。その点でも連句の「座」というのは優れていると思います。
「ディープラーニング」とか「クリティカルシンキング」とか横文字を使わなくても、日本には連句(俳諧の連歌)が存在しました。
「日本人は民主主義に不慣れだ」とよく言われますが、連句と民主主義の親和性は高いです。
posted by nora_asuke at 11:20| Comment(0) | #俳句、川柳