父が亡くなって7年になります。昨年緊急事態宣言が出される前に七回忌を執り行いました。
私は、父が「日吉さん」だけを頼りに名古屋へ来たものと思っていましたが、父の旧友が東京にいて生前親しくしていたそうです。そのお友だちもすでに亡くなっていて、その奥様という方から丁重なお手紙をいただきました。父はそのお宅にたびたびお邪魔していたそうです。
父とその友人はすでに故人なのですが、奥様は「神田日勝」が父の身内であるということに最近気づいてお手紙を出すことを思い立ったそうです。長い手紙でしたので、母に代わって私がお返事を差し上げることにしました。
そこでこのブログが私の記憶装置として大いに役立ったのです。「父 入院」でブログ内検索をかけると忘れていたことも全て自分の手で記録されていました。これが紙の日記だったらことは簡単ではありません。
父が食道がんを患ったのは2010年のようです。確か桑田佳祐さんと同じ時期に同じ病気になって、桑田さんは見事復活したという記憶があります。2013年に再発・入退院を繰り返した頃のことが脳内に蘇りました。
皮肉屋で口下手だった父が存命だったら、このコロナ騒動にどんな警句を繰り出したろうか、それともコロナとは無縁にこの世を去ったのはラッキーだったのか。
コロナ感染を避けるため、家族が死に目にもあえずに亡くなるケースがあるそうです。戦時下ではないのだから、もう少しましな対応もあるだろうに、と思いながら長い手紙を書き終えました。
2021年01月30日
父への手紙
posted by nora_asuke at 17:48| Comment(0)
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