2021年01月30日

父への手紙

父が亡くなって7年になります。昨年緊急事態宣言が出される前に七回忌を執り行いました。
私は、父が「日吉さん」だけを頼りに名古屋へ来たものと思っていましたが、父の旧友が東京にいて生前親しくしていたそうです。そのお友だちもすでに亡くなっていて、その奥様という方から丁重なお手紙をいただきました。父はそのお宅にたびたびお邪魔していたそうです。
父とその友人はすでに故人なのですが、奥様は「神田日勝」が父の身内であるということに最近気づいてお手紙を出すことを思い立ったそうです。長い手紙でしたので、母に代わって私がお返事を差し上げることにしました。
そこでこのブログが私の記憶装置として大いに役立ったのです。「父 入院」でブログ内検索をかけると忘れていたことも全て自分の手で記録されていました。これが紙の日記だったらことは簡単ではありません。
父が食道がんを患ったのは2010年のようです。確か桑田佳祐さんと同じ時期に同じ病気になって、桑田さんは見事復活したという記憶があります。2013年に再発・入退院を繰り返した頃のことが脳内に蘇りました。
皮肉屋で口下手だった父が存命だったら、このコロナ騒動にどんな警句を繰り出したろうか、それともコロナとは無縁にこの世を去ったのはラッキーだったのか。
コロナ感染を避けるため、家族が死に目にもあえずに亡くなるケースがあるそうです。戦時下ではないのだから、もう少しましな対応もあるだろうに、と思いながら長い手紙を書き終えました。
posted by nora_asuke at 17:48| Comment(0) | #家族

2021年01月29日

小論文

外がすごい雪催いです。北海道生まれの私にとって、雪をめぐる話題には事欠かないのですが、その得意技を最大限生かしたのが大学入試の時でした。
今年また入試制度が変わりました。全国で一斉に入試をするようになったの共通一次試験で、私たちがその初回の受験生でした。愛知教育大学の二次試験は、免許教科となる科目と文系ならプラス英語、理系ならプラス数学、芸術体育系は実技のみという受験内容でした。一次試験で750点(1000点満点)をたたき出した私は、国語と英語のみという余裕の二次試験でした。国公立以外の進学は考えられなかったので、背水の陣ではあったのですが、英語以外ほとんど勉強することのない数カ月でした。
初めての共通試験でしたので、二次試験には国語にも英語にもかなり長い作文が出題されました。英語は過去に読んだ本で印象深かったものについてで、国語は雪についてのエッセイでした。問題を見た瞬間に心の中でガッツポーズをとったほどです。
エッセイの内容は、北海道から内地に引っ越して初めての冬、うっすら積もった雪で「雪だるま」を作る級友が「泥だるま」を作っているようだった、というような内容です。
足助に引っ越してからも北海道ほどの雪に降られたことはありませんが、雪が降るとたちまち運転が困難になるのはドライバーになってからの1番の悩みです。
posted by nora_asuke at 17:07| Comment(0) | #語学

2021年01月28日

理系

東京工業大学がステイホーム期間中に配信していた動画サイト「STAY HOME STAY GEEK」が大変面白いです。総集編が前後編にまとめてあります。
https://www.titech.ac.jp/news/2020/048500.html
1本ずつは15〜20分程度で、研究者が次の研究者を紹介する「テレホンショッキング」方式でつながった動画です。海外からの出演もありました。
就職氷河期と言われたころ、理系の大学がもてはやされる傾向がありました。我が家の娘息子が薬学部に進学したのもその対策という意味合いが大きかったです。
パソコンを文房具のように使う時代には、文系・理系という分け方はあまり実際的ではないでしょう。芸術分野でさえパソコンなしには成り立たない時代に入っている感じです。
デジタル庁をうんぬんするスガ総理がちっとも知的に見えないのは、そもそも科学的知見というものを軽視しているからではないかと国会のYouTube配信を見ていて思います。
posted by nora_asuke at 13:36| Comment(0) | #ネットサービス