今日、いつも行くスーパーへ寄ると「明日棚卸のため値下げ中」でした。そういえば、前から告知されていたのに危うく明日行ってしまうところでした。
棚卸という言葉を初めて知ったのは、大学1年生の時、生協の店舗の棚卸をした時でした。当時の生協は、食堂2つの他、書籍、食品、衣類から日用雑貨と結構幅広く取りあつかっていました。私が担当したのは書籍の中でも文庫本の棚で、ジャンルはともかく、値段ごとに何冊あるかを数えていきました。
その後、夏休みに食品スーパーのレジ打ちのバイトをして、そのスーパーの棚卸もやりました。
棚卸というのはとにかく人手が必要で、いつもは従業員の昼食を作る賄いの調理担当のおばさんまで棚卸に駆り出され、その日の昼食には店屋物のかつ丼をいただいたことを強烈に覚えています。
ところで、その賄いのおばさんと私が組んで調味料の数を数えることになりました。普段は店頭に出ることのないおばさんと新入りの私で、1番無難な品物を数えることになったのでしょう。大学1年生だった私から見てそのおばさんはたいそうなお年寄りに見えました。ここは若い私ががんばらなくちゃ、といらぬやる気を出したのですが、スーパーの従業員としてはベテランの方でしたから、新米の私よりもずっと商品知識は豊富でした。実際、賄い料理を作る際、商品として陳列される商品をいち早く使ってみるのも賄い担当のお仕事でした。
そういうわけで、おばさんは曲がった腰を伸ばしながら商品を次々に手に取っていかれます。私が手を出すと邪魔そうにされるほどでした。
今思うと、おばさんは今の私くらいのお年で、まだまだ現役でお仕事をしているプライドをお持ちだったのだと思います。
2020年01月30日
棚卸
posted by nora_asuke at 12:45| Comment(0)
| #日記
2020年01月29日
ケアハウス
昨日、実家に近い方の高齢者施設を見学するため、朝、母を連れて実家に向かいました。すでに実家の冷蔵庫はすっからかんですので、お昼に食べる寿司を2人前調達しました。母は好物の穴子寿司、私は店頭で初めて見た塩レモン寿司というものを買い求めました。
午後1時、約束していた施設へ向かいました。車で3分、母が元気だったころは散歩で行けた距離のところです。
現在母が入居している高齢者施設は、3食ともお弁当ですので、お刺身はもちろん出ませんが、みそ汁などの汁物もお湯を注ぐだけのインスタントです。食生活が不自由であることは生活全般の質を低下させると実感した半年ほどです。
今もって私にもよくわからないので、母がちゃんと認識していないのもしょうがないのですが、昨日見学した施設は「特別養護老人ホーム」と「ケアハウス」が併設されていて、母が入居を希望しているのは「ケアハウス」の方です。今いる施設とサービス内容は基本的に同じなのですが、「特養」の方で調理まで行うことができるので「ケアハウス」の方でも温かい食事が提供されるようです。
ただ、居室は今いる施設の半分になります。偶然、というか、母は「知り合いが住んでいる」ということをあらかじめ知っていたので、その母のお友達の部屋へお邪魔して小一時間もおしゃべりをしてきました。お友達の部屋は本や機織り機(!)で、床が見えないほどになっていました。
現在住んでいる施設は、1Kの部屋と2Kの部屋で月当たり1万円の差がありますが、弟とも話し合って、これまで戸建て住宅で気ままに過ごしてきた母の暮らしぶりから考えても2部屋ある方を選びました。
新しい施設に移ることになれば、温かい食事が出る代わりに部屋が狭くなるわけです。
母は単純に、建物が新しくて知り合いもいる施設に入居できることを夢見ています。
午後1時、約束していた施設へ向かいました。車で3分、母が元気だったころは散歩で行けた距離のところです。
現在母が入居している高齢者施設は、3食ともお弁当ですので、お刺身はもちろん出ませんが、みそ汁などの汁物もお湯を注ぐだけのインスタントです。食生活が不自由であることは生活全般の質を低下させると実感した半年ほどです。
今もって私にもよくわからないので、母がちゃんと認識していないのもしょうがないのですが、昨日見学した施設は「特別養護老人ホーム」と「ケアハウス」が併設されていて、母が入居を希望しているのは「ケアハウス」の方です。今いる施設とサービス内容は基本的に同じなのですが、「特養」の方で調理まで行うことができるので「ケアハウス」の方でも温かい食事が提供されるようです。
ただ、居室は今いる施設の半分になります。偶然、というか、母は「知り合いが住んでいる」ということをあらかじめ知っていたので、その母のお友達の部屋へお邪魔して小一時間もおしゃべりをしてきました。お友達の部屋は本や機織り機(!)で、床が見えないほどになっていました。
現在住んでいる施設は、1Kの部屋と2Kの部屋で月当たり1万円の差がありますが、弟とも話し合って、これまで戸建て住宅で気ままに過ごしてきた母の暮らしぶりから考えても2部屋ある方を選びました。
新しい施設に移ることになれば、温かい食事が出る代わりに部屋が狭くなるわけです。
母は単純に、建物が新しくて知り合いもいる施設に入居できることを夢見ています。
posted by nora_asuke at 13:34| Comment(0)
| #家族
2020年01月27日
料理教室
昨日、いつものメンバーで持ち寄りパーティーをしました。昨年、忘年会の時も持ち寄りだったんですが、私は新潟から帰った翌日であったため「ハーゲンダッツ・ミニカップ」を持参してごまかしました。
昨日私が作ったのは「鯖の水煮缶のチーズ焼き」。市議会選挙の時に選挙事務所に持っていって好評だったものです。
作り方は
1 鯖の水煮缶を2〜3缶耐熱容器に広げる。
2 玉ねぎを3〜5ミリくらい幅に切って、鯖の上に散らす。
3 マヨネーズをかける。
4 溶けるチーズをのせて、オーブンで焼く。
グラタン皿を使えば、お一人様でも可能です。
みんなで持ち寄った料理を食べながら、昔、足助に保健所があった頃、月に1回料理教室に通っていたことがあったことを思いだしました。
保健所の指導は「減塩」が主目的で、決してグルメな料理を習ったわけではありませんでしたが、退職した学校の先生などが来ていて、足助というコミュニティーで生きていくうえで重要な人脈を得た場所でもありました。当時「退職したばかり」という彼女たちは、考えれば今の私たちの世代と同じわけで、ひどく高齢者のように思っていた自分が世間知らずだったことに気づきました。
大勢が使う調理用品を清潔に保つには、我が家の台所とは比べ物にならない潔癖さが求められるわけで、プロの調理の一端を垣間見た教室でもありました。
プロとアマチュアの差は、収入で生活できるかどうかだと思われます。私は全人生アマチュアです。
昨日私が作ったのは「鯖の水煮缶のチーズ焼き」。市議会選挙の時に選挙事務所に持っていって好評だったものです。
作り方は
1 鯖の水煮缶を2〜3缶耐熱容器に広げる。
2 玉ねぎを3〜5ミリくらい幅に切って、鯖の上に散らす。
3 マヨネーズをかける。
4 溶けるチーズをのせて、オーブンで焼く。
グラタン皿を使えば、お一人様でも可能です。
みんなで持ち寄った料理を食べながら、昔、足助に保健所があった頃、月に1回料理教室に通っていたことがあったことを思いだしました。
保健所の指導は「減塩」が主目的で、決してグルメな料理を習ったわけではありませんでしたが、退職した学校の先生などが来ていて、足助というコミュニティーで生きていくうえで重要な人脈を得た場所でもありました。当時「退職したばかり」という彼女たちは、考えれば今の私たちの世代と同じわけで、ひどく高齢者のように思っていた自分が世間知らずだったことに気づきました。
大勢が使う調理用品を清潔に保つには、我が家の台所とは比べ物にならない潔癖さが求められるわけで、プロの調理の一端を垣間見た教室でもありました。
プロとアマチュアの差は、収入で生活できるかどうかだと思われます。私は全人生アマチュアです。
posted by nora_asuke at 14:15| Comment(0)
| #健康