2019年10月31日

新版 資本論

このブログを始めたころと前後して、新書版の資本論全13分冊を読み始め、今年に入って最後の13分冊を読み始めたのですが、この度「新版 資本論」が出版されたので13分冊目を途中のまま新しい資本論を読み始めました。
夫が読んだ「資本論」は、ハードカバー・箱入りの「マルクスエンゲルス全集」です。この度新版が出ることになり、夫の名まえで「井田書店」に申し込みました。9月には第1冊が配本になっていたので、そろそろ読み終わる頃かと思っていたら「1冊1年かけて読む予定だ」と申します。そうなると私のところに回ってくるのは1年後になるので、「私の名まえでもう1セット購入してくれないか」と掛け合ったところ快諾してくれたのでした。一般の日本共産党員で、夫婦でそれぞれ資本論を注文するというのもまれなケースではないかと思います。
まだまだ本論に入る前の「序言」とか「あとがき」とかしか読んでませんが、旧ソ連が崩壊して過去のものとみなす向きもあった資本論が、グローバル化する経済の中で日の目を浴びているようです。
今回、資本論の改訂にあたり幸せだと思ったのは、不破哲三さんがまだまだお元気で理論的な発展を自ら解明できた点と、「新メガ」と呼ばれる国際的な共同研究が進められてきたことです。私も門外漢ですから、難しいことはわかりませんが、歴史に耐えた理論の力強さを思わずにいられません。
posted by nora_asuke at 14:36| Comment(0) | #読書

2019年10月30日

芭蕉顕彰連句 表彰式

ニューヨークへ行っている間に、見出しの表彰式が行われることを一言触れました。実はやはり、台風の影響でイベントは大幅に縮小されたようです。
私のところへは、会から直接電話があった他、「Googleアラート」で以下のようなニュースが入りました。
https://www.iga-younet.co.jp/2019/10/07/19239/
私が自分の名前でいわゆるエゴサーチをかけてあったためです。「連句の部」の作品はかなり下の方までスクロールしないと読むことができませんが、ぜひ目を通していただきたいです。
代わりに表彰状を受け取って来てくださった連衆のお一人、明子さんによると「文芸の香りのする作品である」と評されたとか。恐縮です。
当日は台風の大荒れの天気ではありましたが、かつて松尾芭蕉を招いて催された「月見の宴」を再現した食事会が予定されており、その食事会は実施されたそうです。
表彰状の他、芭蕉さんの手による「自然」の文字を刻印した湯呑や、高そうな筆ペンなど記念品もいただきました。もちろん、入選作品集もいただきました。俳句の部の選者の皆さんが、現代俳壇の錚々たる面々であるのに、今さらながら大変な名誉であることを思いいたりました。
これらの賞状や作品集は、11月10日(日曜日)に例年通り開催する「とよた連句まつり」でご披露いたします。ぜひお越しください。
posted by nora_asuke at 14:42| Comment(0) | #俳句、川柳

2019年10月28日

第2回 あつたの杜連句まつり 作品集

アメリカに発つ前に、愛知県連句協会の事務局の彼女から「作品集が完成した」というメールがありました。今年は「公益信託 俳諧寒菊堂連句振興基金」というところから助成金をいただいたので、昨年はできなかった立派な冊子を作ることができました。印刷部数も300部と、連句まつり参加者や連句関係者にお配りしてもまだ残があるほど作りました。
「連句振興」という助成金の趣旨に沿うよう配布先をあれこれと考えて、愛知県庁に勤める高校時代の同級生に相談しました。彼女とは今年7月に久しぶりにクラス会で再会し、2016年の国民文化祭あいち当時の担当だったという話を聞いていたからです。
友人は今は部署が代わってしまっているのですが、県庁の生涯学習の担当者に連絡を取ってくれて、50冊を引き受けてもらうことができました。他にも、昔「連句ROCK作品集」を自費出版した時の経験から、豊田市中央図書館、鶴舞中央図書館に寄贈させてもらう他、かつて出版業に身を置いた夫の助言も得て、新聞社・通信社等にも送ります。
実は、先週の金曜日、土砂降りの雨の中、愛知県連句協会の理事会でこの荷物を受け取り、マイカーで県庁と愛知県図書館へ行ってきました。この時、3年前に購入したプラスチックのコンテナがたいそう役にたちました。県庁に持ち込む分と、ころも連句会で配る分をコンテナ2つに入れ、ビニールで覆いをかけて愛用のキャリーに積み込み、理事会の行われた栄から県庁へ向かいました。コインパーキングへの移動を含めて15分ほどで県庁には着いたのですが駐車場が満車で、入り口で30分待ちになりました。相変わらず外は土砂降りです。
県庁で受け取ってもらうのはコンテナ一つ分だったのですが、雨のため荷物を入れ替えることができず、キャリーにコンテナ二つを括り付けたまま中に入ると、担当の部署の方が出迎えてくれてキャリーを持ち上げてくださいました。
9階で、友人から紹介された担当の方と30分ほど懇談し、「連句と連歌はどう違うのか」など、わりに一般の方の口にされない質問を受け、さすがに県庁のエリートだと思われたことです。
この後、愛知県図書館という初めて訪ねたところでも快く2冊を受け入れてもらい、順調に滑り出したところです。
今のところ発送費用もこちらで負担することができますので、ご希望の方はコメント欄にお申し込みください。
posted by nora_asuke at 10:39| Comment(0) | #俳句、川柳