一部に熱狂的な読者を持つ「月に吠えらんねえ」です。私は全く知らなかったのですが、図書館で借りた「たべるのがおそい」の中で紹介されていて、1〜9巻を取り寄せました。
近代文学の巨匠がキャラクタライズされて、虚実ないまぜに展開されるストーリーは、作者の博学をもって構成されて魅惑的です。個人的には、その前に「昭和文学全集」とか「敗北の文学」、「原始女性は太陽であった」等読み込んでいたおかげで知識を補える分、出会った時期がよかったです。(雑誌掲載は2014年から)。読む人によっては、「ついていけない」と思われそうです。
4月には新刊が出るそうですが、これで結末を迎えるの、まだ続くのかは、全くわかりません。