2018年07月31日

ボストンへ行ってきました 17

ナイアガラでは、夕食時間を含めて午後9時まで滞在しました。広いフードコートは、世界中から集まった観光客であふれ、和洋中華様々な食事が提供されていました。私はここで、「タコス」というものを初めて食べました。
出発前に、英語の生徒たちからお土産のリクエストをいくつか聞いていたうちの「スクイーズ」の手ごろなものを2つゲットしました。また、私用にTシャツを1枚購入しました。
次第に外は暗くなり、対岸のカナダエリアにはカジノのネオンがチカチカするのが見えます。夕映えのナイアガラを散策してベンチに座ろうとすると、少し濡れているように見えました。私が思わず「濡れてる……」と呟くと、隣に座っていた女性が「濡れてませんよ」と日本語でおっしゃいましたので、見上げるとアジア系の顔立ちではありましたが、日本人ではありません。「日本語がお分かりになるんですか」と尋ねると「夫が日本人です。」と言って、ご家族を紹介してくれました。お姑さんにあたる女性も一緒でした。このお姑さんは、かなり親しげに私たちに話しかけられまして、日本人も大勢いますよ、と、おっしゃいましたが近くにはいなかったようです。
娘からは「ナイアガラへ行く」としか聞いていなかったので、その近くで宿泊するものだと思っていたら、バスでまた2時間ほど移動しました。
外は真っ暗です。バスと対向車のヘッドライト以外には目ぼしい明りはありません。どこへ連れて行かれるのだろう、と若干不安な気持に襲われましたが、文明の利器「グーグルマップ」によると、バスはロチェスターという比較的大きな町に向かっていたようです。
現代的なホテルの林立するエリアにたどり着いたのは、午後11時を回っていました。翌朝7時には出発、朝食は6時から食堂で取ってくれ、というアナウンスを聞いて、娘は売店で何か買って部屋で朝食をとることにしました。フロントの横に自分で品物を取ってくる冷蔵庫があり、ペットボトルの水を2本とスナックを3つ買って会計を頼むと、ちょうど11時でスタッフが交替の時間だったらしく、ひどく計算に時間がかかってしまいました。(続く)
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2018年07月30日

ボストンへ行ってきました 16

バスツアーの連れは、ほとんどがチャイニーズでした。他にも、インド人、中南米系の方等いらっしゃいましたが、日本人は娘と私の二人きりでした。
子ども連れのファミリーで参加されている方も何組かありましたが、おそらくチャイニーズと思われるご一家が、ZIPLOCのような密閉ポリ袋に、ご飯を1袋、カットフルーツを1袋、鶏のから揚げを1袋、それぞれどっさり入れてあり、手づかみで召し上がっていらっしゃいました。日本人だったら絶対おにぎりにするところだよな、と、かなりカルチャーショックを受けました。
ナイアガラへ到着するまでに、何度かトイレ休憩と、ネイティブアメリカンの博物館とダンスを見学する長い休憩がありました。食事やそれらのイベント参加は有料でしたので、ネイティブアメリカンのダンスはスルーしました。
ナイアガラに着いたのは午後5時ごろでしたが、まだまだ充分に明るくて、一人ずつブルーのビニールカッパが配布されました。私など裾がくるぶしまでかかるほどの大きなものでしたが、関取のような体格の方も大勢いらっしゃいまして、皆さん同じものを身につけるのでした。子ども用のものは別にありましたが。
さすがに世界に知られたナイアガラの滝です。私たちのバスツアー以外にも、大勢の観光客で賑わっていました。以前、大学時代の友人が、ナイアガラの滝を渡ってカナダ側に行けるのだ(その際、出入国管理を通過する)という話を聞いていたのですが、私の体力的に無理でしたので、対岸のカナダを眺めただけです。
その代わり「Maid of mist」という遊覧船に乗り、滝つぼの近くまで連れて行ってもらいました。大勢の観光客が「虹が見える!」と写真を撮りまくっていました。どうどうと音を立てて落ちる滝の様子を、私も動画に撮影しました。ずぶぬれになりましたが、本当に感動の体験でした。(続く)
posted by nora_asuke at 10:34| Comment(0) | #旅行

2018年07月29日

ボストンへ行ってきました 15

ボストンでは、もっぱら娘の部屋でくつろぐつもりで、本やポータブルDVDプレーヤーなど持ち込んでいたのですが、結果的に毎日どこかへ出歩いていました。娘なりに私の体調を気遣って予定を組んでくれたのですが、その中でも1番大きな外出はナイアガラの滝を巡る一泊ツアーでした。7月2日(月)3日(火)の両日、チャイニーズ系のバスツアーに出かけました。
午前8時にダウンタウンのチャイニーズタウンに集合でしたので、7時にはウーバーを頼んで出かけました。バスにトイレがあるとのことでしたが、着いてみるとトイレは故障していて使えないのでした。
私が、バスが出発する前に1度トイレへ行きたいと言うと、娘は近くの店でトイレがあるかと尋ねまわってくれたのですが、どこにもトイレがなかったので、娘は泣きそうな顔で「ツアーをキャンセルしよう」と言い出しました。いや、そこまで切羽詰まっていたわけではなく、主催者の森山未來に似た青年が「1時間ほどでトイレ休憩をとる」と言ってくれたので、そのまま出発しました。おそらく、他の乗客からもトイレのクレームがあったのでしょう。出発後30分ほどでサービスエリアに到着しました。
窓から見える景色は、市街地を抜けると、とにかくどこまでも続く草原です。あるいは牧草地だったのかもしれませんが、とにかく北海道生まれの私が息をのむほどの広々とした光景でした。
ちなみに、飛行機で使っていたネックピローはこの時も持参しました。他の乗客も多くの人が使っていて、休憩の時も首につけたままバスを乗り降りしていらっしゃいました。
森山未來似のツアコンの青年は、英語と中国語でアナウンスされます。アメリカに来たのに、中国旅行をしているような気分でした。(続く)
posted by nora_asuke at 12:51| Comment(0) | #旅行