映画版の「海月姫」を見たのは、もう3年前です。その時は、全くのフリで見たので、あらすじも役者さんも何も知らずに見たのですが、その時点でアニメはすでに放映されていたようです。
今さら言うまでもなく、今期の月9ドラマが「海月姫」でした。一昨日、息子が帰宅してドラマを見ていたのですが、映画の時は「天水館」でのファッションショーまでしか描かれていなかった月海たちの仕事が、「ジェリーフィッシュ」を立ち上げて、シンガポールから来たカイさんが登場するところまで来ていて、あれ、確か原作は完結していなかったはずだが、と言うと、息子が「17巻で完結した」と言うのでした。映画の時には、ハッピーエンドっぽく終わっていたのですが、カイさんが登場するあたりから、アパレル業界のシリアスな展開になっていて、単純に面白おかしい漫画ではなくなっていたので、少し心配でしたが、今日17巻をダウンロードして読了しました。
後書きによると、完結まで8年間かかったそうです。私には、思い付きで展開していたように見えたあらすじも、あらかじめ原作者が意図したとおりに書き進められたそうで、なんとBL作家の目白樹音先生は男性でした。
意外に原作者の東村アキコ氏と私は世代が近いらしく、中高生のころにはバッグや服を手作りするのは女子には普通のことでした。
大学入試に失敗したら、服飾系の専門学校に行こうと考えていたこともある私ですが、縫製業を担うのは女性というのも、ジェンダー的にみると疑問がなくもないです。世界的に有名なデザイナーは、男性が多いですから。