衆議院が解散しました。志位委員長は「希望の党に希望はない」と言い切りました。
選挙についてはおいおい書くとして、見出しの「コンピューター」は「パソコン」と呼ばれる前の大きなコンピューターです。それさえもなかった1960年代に、NASAで活躍した女性たちを描いた「ドリーム」という映画が明日から公開されるのですが、いつも行くシネコンではやっていなくて、伏見まで出かけなくてはならないようです。
7月の末に、塾の研修で名古屋駅まで行ったときは、かなりの大冒険でしたが、今なら車で名古屋へ行くことも可能なような気がします。それも、選挙との絡みでどうなるかわかりません。
私が、本物のコンピューターと出会ったのは大学生の時です。「測定評価」という、心理学の分野の講義の一環で「教育工学棟」という、あまり人の出入りのない建物の中にある大きなコンピューターで、本当に初歩の初歩のプログラミングの勉強をしました。「FORTRAN」という、今では聞かれなくなった(専門分野では使われているらしい)マシン語です。黒い画面に緑の文字という、電卓でも今は見かけないディスプレーでした。
私の所属していたクラスには、様々な教科の免許取得が可能な生徒がいて、外国語(英語)専攻の学生は英文タイプを履修していたおかげでキーボード操作に問題はなかったのですが、JIS規格のキーボードに初めて触れる他の科目の学生はまずここに難関があって、入力に時間がかかりすぎると「キーボードの練習をします」というメッセージが流れて、意味不明な短文の入力を強いられるのでした。
「教育工学棟」に出入りするのは、私たちのほかには数学科の学生くらいで、彼らは自分たちで作ったゲームで遊んでいました。彼らが同じ機械を使っていたと気づいたのは、何年もたってからのことでした。