その後、割合に待たされることなくレントゲンを撮り、膝のあたりに切れ込んでいた傷を二針縫合してもらいました。
おかげ様で、昨日はただ横たわっているだけでしたが、寝ころんで本を読むことができるようになりました。普段から本は寝ころんで読んでますが、昨日は、右腕を持ち上げると痛みましたので、本を読むこともできませんでした。第一、その気力がありませんでした。
ただ、集中して1冊の本を読むということができません。これは、病気になって以来ずっとです。病気のせいなのか、薬の副作用なのかは定かではありません。
1番最近、読み通した本は「水の手紙」という掌編です。赤旗日曜版に書評が出ていたので、いつものように井田書店に注文しました。井田書店、というのは共産党の地区委員会に併設されている、店舗のない書店で、共産党関連の書籍なら、「井田書店友の会」に入っていると、赤旗の配達ルートに乗って届けてくれるので、とても便利なんです。配達料は無料です。
で、この「水の手紙」ですが、すでに一般紙でも取り上げられているのではないでしょうか。井上ひさしさんの遺稿に萩尾望都先生がイラストをつけた、豪華なコラボの本なんです。それを取り上げるなんて、日曜版イケてる、って思いませんか。
まあ、短いんで、30分ほどで読み終えました。近ごろ珍しいです。
病気になる前は、図書館で2週間に10冊借りてきて、10冊読み切ることも普通でした。シナリオの資料にするために読んでいたので、ジャンルもかなり広かったです。
今でも忘れられないのは、高校生の時「風と共に去りぬ」が、文庫本で5分冊になっていたのを、5日間で読み終えたことです。スカーレット・オハラというのは、私の中で赤毛のアンに次いで重要なヒロインです。