昨日、今月の連句ROCKを巻きましたので、ご披露します。
連句ROCK「春一番」の巻
捌 出原樹音
1 春一番洗濯ものが踊りけり ちこ 初春
2 花咲く道に引越屋行く 樹音 晩春
3 ひと雨に季節変わりて木々緑 ちこ 初夏
4 機窓から見る日本列島 樹音
5 キプロスの金融問題世界揺れ ちこ
6 恋のバカンスハモる乙女ら 樹音
2013年3月28日 首尾
於 豊田市民活動センター
連句ROCKでは、季節を二つ入れることを基本にしているんですが、普通季節と季節の間には季語のない句(雑の句)を挟むのですが、今回は晩春から初夏へ、雑なしで季節が移っています。暦からいっても、晩春から初夏には違和感はないし、引越が済んで季節が変わったなあ、というのも実感できるので、そのままいただきました。
その結果、後半3句は、季節のない句になり、挙句が雑というのは、実はとても難しいんですが、乙女らのハーモニーで締めくくってみました。
ちこさんは、連句ROCK皆勤の熱心な参加者で、部屋を借りる雑用なども引き受けてくださいます。現役でお仕事をなさりながらです。連句の魅力の故と思っています。