2011年05月31日

私たちに自由はあるか

下のほうで、「資本主義にこそ自由があり、共産主義には自由がない」というコメントをいただきましたので(2023年7月4日追記:Yahoo!ブログ時代のサービスは全て削除されました)、その回答を試みたいと思います。
まず、資本主義と社会主義の捕らえ方からして私とは意見が異なりますので、議論のしようがないのですが、見出しのようなテーマは幾分有効かと考えて、ちょっと大上段過ぎる気もしましたが、こう書かせていただきました。
自由と言う概念自体が新しい思想です。紫式部や兼好法師にはおそらく自由と言う概念はなかったと思いますが、その生み出された読み物は間違いなく文学と言っていいかと思います。
また、見方を変えて、私は常にラジオでポップやロックを聞いていますが、彼らは決して自分たちが自由だとは考えてないですね。どこかにある自由を求めて旅をする。そして、その答えは意外に自分自身の中にあった、などという歌詞が多いように思いますがいかがですか。
旧ソ連に文学がなかったというのはどうでしょう。ために迫害を受けた文学者も多いと思います。おっと、これは質問者に利する答えですか。
日本共産党の準綱領的文書に「自由と民主主義の宣言」という格調高い文書がありますが、人は自由と民主主義を求めて、さまざまな表現を試みるのでしょう。文学、美術、映像、どれをとっても自由を奪われた自己あるいは他者が解放へ向かって踏み出す姿を描くことで世間の共感を得るものと考えます。
少なくとも私個人は、資本主義のこの世の中で自由を謳歌しているとはとても思えません。
posted by nora_asuke at 13:07| Comment(0) | #日本共産党

2011年05月27日

今月の連句ROCK(2011年5月)

今週はやけに忙しい1週間でした。何とか無事に切り抜けたようです。
では、昨日巻いた今月の連句ROCK作品を掲載します。
 
 
    連句ROCK「花咲く」の巻
                         捌 出原樹音
1 例年のごとく花咲く被災地や        晩春    ちこ
2  東風(こち)吹く中で探すアルバム    三春    麗好
3 色あせた初恋思うラブレター              八穂
4  涼を求めてゴーヤカーテン        晩秋    麗好
5 紹興酒日中友好シンボルに               八穂
6  挨拶交わす犬のお散歩                仝
   2011年5月26日首尾
  於 とよた市民活動センター
 
 
 
連句ROCK作品をネット上で公開するに当たり、連句ROCKと言う形式を考案された師・めぎつね宗匠には「noraさんの自由におやんなさい」と言っていただきました。と言うわけで、かなり、いや目いっぱい自由にやらさせてもらっているつもりですが、
1 季節は二つ入れる。
2 月、または花を詠む。ただし、花はどんな花でもかまわない。
3 恋句、時事句を入れる。
くらいのルールは自分でも持っていたつもりでした。しかし、知らず知らずに「伝統連句ではこれこれである」と言うような薀蓄をたれていたらしく、それを丁寧にメモっていた八穂さんが、「挙句は、前と同じ季節じゃないの」と、鋭い突込みをかましてくれました。ごらんのとおり、今回は挙句もその前も季節がありません。これをさしての発言でした。
4句目の「ゴーヤカーテン」と言うのはどう見ても夏の季節ですよね。「涼を求めて」と言っているわけですからなおさら夏です。しかし、季語としてはゴーヤは秋なんです。ゴーヤの実のことしか知られていなかったんでしょうね。季寄せを作るときには。
で、ゴーヤが秋だとすると、残る5・6句も秋になります伝統連句では秋は3句続けることになってますので。ですが、6句しかない連句ROCKの中で、秋3句は無理です。少し手馴れた詠み手なら、季語があった方が句を作りやすいと言うこともあるのですが、6句の中にできるだけ今の感情を詠み込みたいと思ったら、もう季節にとらわれなくてもいいんじゃないかと考えて、掲載句の形にいたしました。
6句とは言え、毎回暗中模索を続けています。
posted by nora_asuke at 14:48| Comment(0) | #俳句、川柳

2011年05月20日

通販

テレビやラジオの通販はうそ臭くて大っ嫌いなんですが、ネット通販はよく利用します。考えてみれば、見も知らない相手に発注してお金を払うなんて空恐ろしいことですが、なんとなくHPを見ているうちに信用してしまうんですね。大半はセブン&ヤフーで本を頼むくらいなんですが、今日はなんと、呉服をネット買いしてしまいました。
来月12日に、新婦人豊田支部のバザーがあります。例年この時期には、平和大会や母親大会に代表を派遣するための資金を集めるためのバザーが行われます。恒例のバザーなんですが、今年は東日本震災のチャリティーバザーを兼ねることになりました。金額的な問題じゃなくて、先月、被災地へ支援物資を送るという活動を行ったのですが、情報が周知されていなくて、すでに物資を発送した後からも、タオルや洗剤などが新婦人事務所に寄せられて、今事務所は非常に手狭になっています。それらをバザーで現金化して、被災地へ送ろうということです。
しかし、足助班では、バザーのブースを割り当てられても売るものがありません。昨年は、支部直営で売りたい物品の販売係をしたんですが、今年は、せっかくお抹茶小組ができたんだから、お抹茶をたてて1杯200円くらいで売ってはどうかと言われました。なるほど、それはいいアイディアです。小組の先生はお忙しいし、そんなバザーで販売するような安いお茶を点てられる方ではありませんので、私がお点前をいたします。そんなこんなと想像をめぐらしていたら、信州でらいてうの色紙を買ってきたことを思い出しました。これをお茶席に飾ると、ぐっと場がもり上がる上に、信州で見聞きしてきたことをおしゃべりする手がかりにもなるでしょう。そうすると、着物も絽の着物がほしいな、と居ても立ってもいられなくなりました。はい。躁状態です。一昨日まで欝だったんですが。
しかし、着物を買うとなると、本を買うときとは2ケタくらい金額が違ってきます。正規の商品ではとても手に入れることはできません。そこでまず思いついたのがB反です。少し傷のある反物で仕上げた着物を安く売る店があったはずだと思ってPCで検索をかけると、明日、あさってと四日市でセールがあることがわかりました。が、こういうセールのターゲットはもっぱら来春成人式を迎える新成人のためですから、念のため絽の着物があるかどうか電話で確かめました。しかし、B反とはいえ新品です。到底ゲットできる値段ではありませんでした。
そこで、検索対象を古着に変えて調べると、ありました。出来上がった状態で2900円と言う絽の着物が。もちろん、シミやほつれがあることは明記されています。むしろその方が信頼できます。
と言うわけで、来週その着物が届きます。本来なら、着物に合わせて帯も夏物を誂えなければいけないんでしょうが、そこまではかまっていられません。
posted by nora_asuke at 15:45| Comment(0) | #ネットサービス