2011年04月30日

ゴールデンウィーク

選挙が終わって、予定通りゴールデンウィークが始まりました。 例年この時期には毛布を洗って片づけるのですが、まだまだ肌寒いので家人の反対にあい諦めました。しかし、キッチンに出してあったストーブは灯油を使いきって片づけました。他にも選挙期間中棚上げしてたいろいろなことを次々にこなして、今日はそれら片づけたものを「リサイクルの家」に運ぶ予定でしたが、さすがにくたびれモードに入ってしまい、今日は午前も午後も1時間ずつお昼寝しました。選挙に加えて大地震がありましたので、よく平静を保っていられたと、不思議なくらいです。 ところで明後日、我が家の茶の間にエアコンを取り付ける工事をします。
全国的に省エネが叫ばれている昨今ではありますが、我が家には我が家の事情があり、おばあさんのためにエアコンをつけることは昨年からの懸案でしたので。そのかわりちゃんと省エネタイプの物を選びましたよ。 おばあさんという人は、よそ様がAだったら我が家もA、よそがBだったらうちもBという、ひたすら横並び志向の人です。そして、昨年はご存じのとおり猛暑でしたので、ご近所に2軒ほど「若い衆がクーラーをつけてくれたげな」とういう話を聞いてきたようです。それは間接的に「わしも欲しい」というおばあさんなりの要求の仕方なのです。そういうふうに受け止められるようになるまで20年かかりました。
ただ、その話をおばあさんが聞きだしてきた頃にはもう夏も終わりかげんで、さすがに去年の内にエアコンをつける話にはなりませんでした。しかし、私もできた嫁ですので、今年に入った頃から「エアコンをつける段取りを取らねば」と思っていました。もちろん地震の起きる前です。
そこへ地震は起きるは選挙はあるは、という状態が続いたのですが、選挙の終わったあくる日、夫からおばあさんに、おばあさんの寝室にエアコンをつける話をしたところ、おばあさんは、1番暑いのは午前中仕事をして上がってきた昼時だから茶の間に付けてほしい、と言われてそういうことになりました。 そこで、我が家のかかりつけ電気屋さんに電話すると、今年は震災被害者用の仮設住宅に優先的にエアコンをつけることになっていて、物資の移送がもう始まっているとのことでした。我が家のエアコンは間一髪で間に合ったのです。 被災者のみなさんには申し訳ないようにも思いますが、省エネタイプを選んだのはもちろん、おそらく仮設住宅では使わないような20畳タイプを選びましたので、それほどお邪魔はしてないと思います。
しかし、なんだかんだで3台目のエアコンです。家は古いですが、贅沢は贅沢ですね。
posted by nora_asuke at 16:18| Comment(0) | #家族

2011年04月28日

今月の連句ROCK(2011年4月26日)

今日は、定例になった連句ROCK小組の日でした。まずはご鑑賞を。
 
  連句ROCK「入学の」の巻           捌 出原樹音
1 入学のセーラー服の美しき(はしき)かな    仲春  八穂
2  選挙事務所の跡にタンポポ          三春  樹音
3 夫(つま)逝きし夫婦茶碗の寂しく           八穂
4  鴛鴦集う清流の里              三冬  仝
5 ボランティア被災地のゴミ運び出し           ちこ
6  暁に向け一歩進まん                 仝
  2011年4月26日  首尾 於 とよた市民活動センター
 
「はしき」とか「つま」とか読み仮名を入れさせていただきましたが、連句常連の方なら言わずもがなの読みです。昨日「はしき」について書いたことをおしゃべりでしたところ、速攻使わせていただきました。元の読み方でも読めなくもないのですが、連句は俳句や短歌以上に定型を重視しますので、5・7・5にするためなら、古語・新語問わず使います。 先月、今年度は1ヶ月に2巻巻こうと言う話をしていたんですが、みんな地震や選挙やおしゃべりしたいことがたくさんあって、2巻目は見送りになりました。 ふつう、挙句の前は花の定座で、挙句が無季ということはありえないんですが、今回は脇(2句目)にタンポポを付けたので、花はこれでいいことにして、上のような作品にしてみました。 作品が少しずつたまってきたので、今年秋に予定されている新婦人の県大会に冊子にしてもっていこうという案も皆さんの承諾を得ました。今はタンポポのような花ですが、いつか咲き乱れる桜の大樹になりたいものだと思っています。
posted by nora_asuke at 15:01| Comment(0) | #俳句、川柳

2011年04月27日

家族の会話

もう子どももみな成人しているので、「ほほえましい会話」ではありませんが、我が家は結構会話の多い家庭だと思います。子どもは二人とも薬学部なので、二人で暗号のような会話をしています。おおむね午後9時ごろです。おばあさんは茶の間で「今日の料理」を見ていますので、会話には加わりません。 大きくなっても親心と言うのはさほど成長しないもので、子どもたちが楽しそうにしていると、私も会話に加わりたいわけです。幸いなことに最近は70年代や80年代から続いているアニメやコミックがたくさんあって、それらを過去のものとして読む子どもたちと私にはとりあえず共通の話題があります。私よりさらにむかし人間の夫には残念ながらその話題についていくことができないようです。もっぱら野球の話題で息子と盛り上がってます。 ところで、そんなたわいもない会話の中で私が「いまいち、と言う言葉は、今普通に使われているけど、お母さんが学生の頃にできた言葉なんだよ」と言うと、息子は信じませんでした。「その延長で今3、とか今10、とかいうバリエーションもあったんだよ。検索すれば出てくるよ」と言うと、素直な息子はさっそくPCで調べたようです。「ホントだ。今100とか今1000とかもある」とびっくりしてました。 それが昨日です。ころも連句の例会で、ベテランの会員さんが「いまいち」という言葉を使われました。で、おせっかいな私はこのエピソードを披露したのですが、皆さん「いまいち」がそんなに新しい言葉だとは思っていなかったようです。 我が家は夫の方針で、子どもたちを家から大学へ通わせていますので、家事全般は私(とおばあさん)にかかってくるので、子どもが独り立ちできないのではという危惧もあるものの、こうして私は私で子どもたちから新しい情報を得ています。同じく昨日の例会で、採用はされませんでしたが「ゴスロリ」なんて言葉も句にいたします。一方で「美き」と書いて「はしき」と読むとか「地震」と書いて「ない」と読むとかの歴史的な言葉も知っていなければいけません。 で、結果的に言葉遣いには鷹揚ですね。
posted by nora_asuke at 14:55| Comment(0) | #家族